本文へ移動

心の傷を、希望へ向かう力に。

書籍・研究・体験・アプリを通して、今へ戻り、次の一歩へ。

単なるポジティブ転換ではない、
感情の解放から始める歩行セルフケア。

  • 買い切り 2,800円
  • 3回の本格体験
  • Apple Watch対応

1

単なるウォーキングではない

感情・身体・注意・安全・意味・希望を、段階的に整える複合的セルフヘルプです。

感情

置き去りにせず、今の自分が感じていることに気づく。

身体

歩行と呼吸のリズムで、心と身体を安全に今へ向ける。

音楽

前半から後半へ、音の流れとともに自然な切り替えを支える。

希望

小さな気づきを積み重ね、これからの方向を見つめる。

心・身体・脳・眠りをつなぐ、実践の全体像

感情を置き去りにせず、明日の一歩へ。

気持ちを受け止める。音楽とともに今へ戻る。大切にしたい方向を見つめ、浮かんだ気づきを残す。その夜の眠りまで含めて、一つの歩く習慣としてつなげるのが、この実践の考え方です。

ウォーキングには、それ自体に心身の健康を支える研究上の価値があります。そこに感情の扱い方や音楽、自然、記録を重ね、日々のセルフケアに活かすことを目指しています。

感情を受け止め、音楽と今へ戻り、望む方向を見つめ、気づきを記録し、眠りを大切にして明日の一歩へつなぐ6場面の図解。詳しい内容は直後の文章でも読めます。
図1|歩いている時間から、その夜と明日まで。図を大きく見る (新しいタブ)

矢印は実践の流れを示します。各要素には研究がありますが、この順序・組合せ全体の効果や相乗効果が検証済み、という意味ではありません。

6つの場面を、読みやすい文章で見る
  1. 気持ちを受け止める

    悲しさや悔しさに気づいたら、そんな自分を責めず、今扱える範囲で認めます。感情の受容は心理的健康と関連しています。つらい出来事を肯定したり、我慢したりすることとは違います。

    関連する研究と考え方
  2. 音楽と、今へ戻る

    音楽を気持ちに触れる手がかりにしながら、足の感覚・呼吸・目の前の景色へ注意を戻します。涙のあとに気分が和らぐ人もいますが、泣くことは条件ではありません。合わない曲は変え、音楽なしでも構いません。

    関連する研究と考え方
  3. 望む方向を見つめる

    無理なポジティブ変換ではなく、自分が大切にしたいことや、今日できる小さな一歩に目を向けます。出来事の事実を変えずに、解釈や意味を見直す余地を探します。気持ちが変わらない日は、そのまま終えて大丈夫です。

    関連する研究と考え方
  4. ひらめきを残す

    歩いているときに浮かんだ考えは、安全な場所で立ち止まって短くメモ。歩行が多様なアイデアを生む課題の成績を高めた実験があります。記録は、あとで自分の気づきや変化を振り返るための手がかりになります。

    関連する研究と考え方
  5. 眠りで、学びを支える

    歩いた日の終わりには、休む時間も大切に。歩行と睡眠の質の関連、睡眠中の記憶の定着は、それぞれ研究されています。この二つを日々の習慣の中で大切にする設計です。良い記憶だけが定着したり、トラウマが消えたりするという意味ではありません。

    関連する研究と考え方
  6. 明日の自分へつなぐ

    記録を見返し、気づきを次の行動に少しずつ活かします。体験の意味や価値観が変わる人もいますが、成長は義務ではありません。歩く・休む・人を頼ることも含め、自分のペースで続けていきます。

    関連する研究と考え方

「感じ切る」は、
苦しさに耐えることではありません。

ここで大切にするのは、感情を消そうと自分を責めず、今扱える範囲で認めること。無理に記憶を掘り起こしたり、つらさが増しても続けたりする必要はありません。

涙も、前向きさも、
実践の合格条件ではありません。

涙のあとに気分が和らぎ、また歩こうと思える人もいます。その一方で、泣かない日、気づきがない日、休む日もあって大丈夫。音楽や自然を、自分に合う形で活かします。

研究で分かったことを、具体的に。

研究と実践は、どこでつながる?

研究者・所属・国、研究の結果、そして実践での活かし方を対応させました。
期待できる価値と、まだ分かっていないことを、根拠とともに。

研究の結果 実践との接点 期待できること
研究 01
研究で分かったこと
感情を良い・悪いと裁かず受け止める傾向は、ストレス時の否定的な感情反応の少なさや、心理的健康の良さと関連。
実践との接点
前半は無理のない範囲で、今の気持ちに気づき、その気持ちがあることを認めます。
期待できること
感情がある自分を責める反応を和らげる手がかりに。
研究の条件・原典を読む:感情を受け止める
研究 02
研究で分かったこと
リラックスを目的として音楽を聴くことが、日常の主観的なストレスの低さと関連。
実践との接点
気持ちに寄り添う曲、落ち着ける曲など、自分に合う音楽を選びます。
期待できること
日常のリラックスや、気分の切替を支える可能性。
研究の条件・原典を読む:音楽で、ひと息つく
研究 03
研究で分かったこと
自然の中を90分歩いた群では、都市を歩いた群と比べ、反すうと前頭前野の一部の活動が低下。
実践との接点
安全な自然の場所で、景色や風、足の感覚へ注意を戻します。
期待できること
否定的な考えの繰り返しを和らげる手がかりに。
研究の条件・原典を読む:自然の中を歩く
研究 04
研究で分かったこと
1年間の歩行を中心とする運動群で、記憶に関わる海馬の体積が約2%増加。
実践との接点
一度きりで終わらせず、無理なく歩く時間を日常の習慣にしていきます。
期待できること
記憶に関わる脳の健康を支えることが期待できます。
研究の条件・原典を読む:歩く習慣と、海馬の健康
研究 05
研究で分かったこと
座っている場合と比べ、歩行中とその直後に、多様なアイデアを生む発散的思考の成績が向上。
実践との接点
浮かんだ考えは、安全な場所で立ち止まってメモし、あとで振り返ります。
期待できること
新しい見方や、次の一歩を考える材料に。
研究の条件・原典を読む:歩くと、ひらめきが生まれる
研究 06
研究で分かったこと
活動量と主観的な睡眠の質に関連。普段より活動した日の睡眠評価が良いという報告も。
実践との接点
日中に歩く習慣を持ち、最後は落ち着く時間を取り、夜の休息も大切にします。
期待できること
より良い眠りを支える可能性。改善を保証するものではありません。
研究の条件・原典を読む:歩行を、より良い眠りへ
研究 07
研究で分かったこと
学習時に使った匂いを深い睡眠中に再び提示すると、海馬に関わる学習内容の保持が改善。
実践との接点
歩いて得た気づきを振り返り、その夜に眠る時間も大切にします。
期待できること
学びの定着を支える考え方に。本実践の気づきへの効果は未検証です。
研究の条件・原典を読む:眠りと、記憶の定着
研究 08
研究で分かったこと
余暇の身体活動量が多い人ほど、結腸がんなど複数のがんのリスクが低いという関連。
実践との接点
本実践で歩く時間も身体活動の一部として、無理のない範囲で続けます。
期待できること
がん予防を含む、長期的な健康づくりに活かす価値があります。
研究の条件・原典を読む:身体活動と、がん予防

原典と、研究の条件を詳しく読む

気になる項目を開くと、対象者・期間・結果・限界と、原典へのリンクを読めます。

01感情の受容と、心の健康
感情を受け止めることが、心の健康を支える

Brett Q. Ford ら(2018年)

トロント大学 心理学部/カナダ。共同研究:カリフォルニア大学バークレー校/米国。

実験室・日記・縦断の3研究

研究で分かったこと
感情や考えを良い・悪いと裁かず受け止める傾向は、ストレス時の否定的な感情反応の少なさや、心理的健康の良さと関連していました。1,003人・156人・222人を対象とする3研究で検討されています。
本実践との接点・期待
本実践の前半で、今の気持ちを無理に押し込めずに認めることの研究上の手がかりです。「悲しんではいけない」とさらに自分を責める反応を和らげ、心理的健康を支えることが期待されます。
結果を読むときの条件
受容の習慣と健康の関連を調べた研究で、本実践の効果を試したものではありません。感情を受け止めることは、危険な状況や他人の加害を受け入れることではありません。「感じ切らないと病気になる」とも言えません。
02音楽と、リラックス
自分に合う音楽を、気持ちの切替やリラックスに

Alexandra Linnemann ら(2015年)

マールブルク大学 心理学部/ドイツ。共同研究:ハイデルベルク大学病院。

健康な学生55人の日常生活を観察

研究で分かったこと
健康な大学生55人を通常の週と試験の週に調べた研究で、音楽を聴くこと、特にリラックスを目的とした聴取が、低い主観的ストレスと関連していました。一部の参加者では唾液中コルチゾールも調べています。
本実践との接点・期待
前半は気持ちに寄り添う曲、切替や後半は落ち着きや望む方向を支える曲へ。自分に合う音楽を選ぶことを、日常のリラックスや気分の切替に活かす狙いです。
結果を読むときの条件
観察研究であり、同じ曲が全員に同じ作用をするわけではありません。音楽とトラウマ後の適応を調べた別の研究でも、聴き方・性格などによって関連は異なりました。気分が沈み続けるなら曲を変える、音楽を止める、実践を休むことを優先します。
03自然の中の歩行と、反すう
自然の中を歩くことが、反すうを和らげる手がかりに

Gregory N. Bratman ら(2015年)

スタンフォード大学 環境科学・心理学などの共同研究/米国。

健康な38人を自然・都市の歩行へ無作為に割付

研究で分かったこと
自然の中を90分歩いた群では、都市を歩いた群と比べ、同じ否定的な考えを繰り返す「反すう」と、前頭前野の一部(膝下部前頭前野)の活動に低下が見られました。
本実践との接点・期待
足の感覚、風、緑、目の前の景色へ注意を戻す時間を持つことは、考えが過去だけに向き続ける状態から離れる手がかりになります。安全に歩ける自然の場所を選ぶ理由の一つです。
結果を読むときの条件
この実験は90分ですが、全員に90分を勧めるものではありません。短い散歩の効果が同じとは限らず、前頭前野全体が活性化したという結果でもありません。交通・足元・暑さ寒さを優先し、無理なく歩ける場所と時間を選びます。
04海馬・前頭葉と、脳の健康
海馬や前頭葉を含む、脳の健康にも歩く価値がある

Kirk I. Erickson ら(2011年)/Yaakov Stern ら(2019年)

ピッツバーグ大学 心理学部/米国。Stern らはコロンビア大学 神経学部門など/米国。

高齢者120人・1年間の歩行中心の試験/20〜67歳132人・6か月の有酸素運動の試験

研究で分かったこと
Erickson らの無作為化試験では、1年間の歩行を中心とする運動群で、記憶に関わる海馬の体積が約2%増加しました。Stern らの別の試験では、有酸素運動群で実行機能の改善と左前頭葉の一部の皮質の厚みの増加が見られました。
本実践との接点・期待
ウォーキングを一時的な気分転換で終わらせず、続けられる身体活動にすることには、脳の健康を支えるという価値も期待できます。記録は、自分の歩く習慣を振り返る手がかりになります。
結果を読むときの条件
対象者・期間・運動内容はそれぞれ異なります。Stern らの試験は歩行だけの試験ではありません。海馬体積の変化だけで新しい神経細胞の増加やトラウマ記憶の消去が証明されたわけではなく、どの認知機能も必ず向上するという意味でもありません。
05歩行と、ひらめき
歩く時間は、新しいアイデアが生まれる時間にもなる

Marily Oppezzo・Daniel L. Schwartz(2014年)

スタンフォード大学 教育大学院/米国。

歩行中と直後の創造的思考を調べた4実験

研究で分かったこと
座っている場合と比べ、歩行中とその直後には、物の使い道など多様なアイデアを生む「発散的思考」の課題で成績が向上しました。屋内・屋外の歩行などを使った4つの実験です。
本実践との接点・期待
ふと浮かんだ言葉、別の見方、やってみたいこと。それを安全な場所で立ち止まって短く残し、次の一歩を考える材料にします。音声で残す場合も、周囲の安全を確認してから。
結果を読むときの条件
すべての思考課題や人生の問題解決が良くなるという結果ではありません。ひらめきがない日も失敗ではありません。メモによって必ず心理的成長が起きることまで、この実験が示したわけではありません。
06歩く習慣と、睡眠の質
歩く習慣を、より良い眠りにつなげる

Alycia N. Sullivan Bisson ら(2019年)

ブランダイス大学 心理学部など/米国。

成人59人・4週間の歩行介入中の関連を分析

研究で分かったこと
平均年齢約49歳の成人59人を対象に、歩数などの活動量と日々の睡眠を調べた研究です。活動量と主観的な睡眠の質に関連が見られ、普段より活動した日の睡眠評価が良いという結果も報告されました。
本実践との接点・期待
歩く時間を日中の生活リズムに取り入れ、夜の休息につなげる。心身を動かす習慣として、より良い眠りを支えることが期待されます。最後は落ち着く時間を取り、休息も大切にします。
結果を読むときの条件
ここで紹介するのは介入中に観察した関連の分析で、歩けば睡眠が必ず改善するという因果関係を示すものではありません。睡眠時間と質は同じではなく、すべての指標・人で同じ関連が出たわけでもありません。持続する不眠は医療機関へ相談してください。
07睡眠と、記憶の定着
睡眠は、学んだことの記憶の定着を支える

Björn Rasch ら(2007年)

リューベック大学の神経科学研究者とハンブルクの共同研究チーム/ドイツ。

睡眠中の記憶再活性化を調べた実験

研究で分かったこと
学習時に使った匂いを深い睡眠(徐波睡眠)中に再び提示すると、海馬に関わる学習内容の保持が良くなりました。睡眠中の記憶の再活性化が、定着に役立つことを調べた実験です。
本実践との接点・期待
歩いて得た気づきを振り返り、その夜に眠る時間も大切にする。本実践では、歩行・記録・休息を分断せず、学びを支える生活の流れとして捉えます。
結果を読むときの条件
このアプリに匂いを提示する機能はありません。歩行→睡眠→本実践の気づきの定着という一連の効果は、まだ直接検証されていません。睡眠が良い記憶だけを選んで固定したり、恐怖を消したりするとは言えません。
08身体活動と、がん予防
身体活動の健康価値には、がん予防への期待もある

Steven C. Moore ら(2016年)/米国国立がん研究所(NCI)

米国国立がん研究所 がん疫学・遺伝学部門など/米国・欧州の共同研究。

約144万人・12コホートの統合分析/NCIによる研究の整理

研究で分かったこと
約144万人を分析したMoore らの研究では、余暇の身体活動量が多い人ほど、結腸がんなど複数のがんのリスクが低いという関連がありました。NCIは別の126研究のメタ分析も紹介しており、身体活動量が最多の群では最少の群に比べ、結腸がんの相対リスクが19%低いと整理しています。
本実践との接点・期待
本方法で歩く時間も、身体活動の一部です。速歩などを無理のない範囲で習慣にし、心のためだけでなく、心血管・代謝・がん予防を含む長期的な健康づくりに活かす価値があります。
結果を読むときの条件
結腸がんは大腸がんの一部です。主に観察研究から得られた集団の比較で、個人の発症が19%減る保証や、何分歩けば予防できるという約束ではありません。がんの治療効果を示す説明ではなく、検診・診療の代わりにもなりません。
09泣いたあとに、気分が和らぐことも
泣いたあとに、気分が和らぐこともある

Asmir Gračanin ら(2015年)/高路奈保 ら(2015年)

ティルブルフ大学 医療・臨床心理学など/オランダ、リエカ大学 心理学/クロアチア。高路らは山口県立大学 看護栄養学部/日本。

感情を喚起する映像を使った実験的研究/日本の小規模研究

研究で分かったこと
映像を見た60人の研究では、泣いた人は直後に気分が悪化した一方、時間がたつと回復し、90分後には映像を見る前より否定的気分が低くなっていました。日本の健康な学生14人の研究でも、情動性の涙の条件で疲労感などの軽減が報告されています。
本実践との接点・期待
「泣いたら少しすっきりして、また歩こうと思えた」という体験には、研究で検討されている面があります。音楽を聴く中で自然に涙が出たら、無理に止めず、安全な場所で落ち着く時間を持つことを大切にします。
結果を読むときの条件
泣く・泣かないを無作為に割り当てた大規模試験ではなく、涙だけの効果とも限りません。涙が出ない日もよく、泣けば必ずストレスが解消するわけではありません。苦痛が強まる場合は続けず休みます。
10事実を否定せず、意味の見方を広げる
事実を否定せず、意味の見方を広げる

Kevin N. Ochsner ら(2002年)

スタンフォード大学/米国。認知・感情の神経科学研究。

不快な画像の再評価を調べたfMRI実験

研究で分かったこと
否定的な場面の捉え方を変える「認知的再評価」によって、主観的な否定的感情が低下しました。外側・内側の前頭前野の活動の増加なども報告されています。
本実践との接点・期待
後半は「嫌な出来事が良い出来事だった」と思い込む時間ではありません。「その出来事で自分の価値が決まるわけではない」など、事実と解釈を分け、大切にしたい方向を見つける手がかりにします。
結果を読むときの条件
画像を見る実験であり、トラウマの自己治療や本アプリで同じ脳活動が起こることの証明ではありません。解釈を変えられない日も失敗ではなく、本人に責任があるという意味でもありません。
11気づきと、価値観・生き方の変化
気づきが、価値観や生き方の変化につながることも

Richard G. Tedeschi・Lawrence G. Calhoun(1996年)/Patricia Frazier ら(2009年)

Tedeschi・Calhoun:ノースカロライナ大学シャーロット校 心理学部/米国。Frazier:ミネソタ大学ツインシティー校 心理学部など/米国。

PTGの尺度開発/自覚された成長と前後測定の変化の比較

研究で分かったこと
大きな困難を経験したあと、他者との関係、新たな可能性、自分の強さ、人生の大切さなどに前向きな変化を感じる人がいます。こうしたPTGの研究がある一方、本人が感じる成長と、前後の測定で確認される変化は同じとは限らないことも示されています。
本実践との接点・期待
著者が大切にしているのは、歩く中で生まれた気づきを、自分の意味や次の行動につなぐこと。記録を見返して新たな見方が生まれるなら、心理的な成長に通じる経験の一部になり得ます。これは本方法の狙いであり、研究で確定した効果ではありません。
結果を読むときの条件
本実践がPTGを起こすことや、PTGによって症状が軽くなることは未検証です。苦痛と成長の感覚が同時にあることもあります。「成長しなければ」「傷ついて良かったと思わなければ」と自分に求める必要はありません。

所属・専門領域は論文発表時点で確認できる情報です。「接点」「期待」は原典をもとにした本サイトの整理です。

著者の考え方・関連記事を読む

これまでの文章はそのまま残しています。過去記事は当時の著者の考察を含みます。現在の研究結果・対象者・限界は、上の原典付き解説とあわせてご確認ください。

会員限定記事は、従来どおり購入者向けのログインが必要です。限定本文をこのページに転載していません。

原典・表示内容の確認:2026-09-06 全体図:本サイト制作・AI生成イラスト

歩行と身体活動の研究

歩くことで期待できること

心にも、身体にも。歩くことの価値を研究から。

ウォーキングや定期的な身体活動には、心と身体の健康を支える幅広い研究があります。睡眠や気分の変化から、脳と身体の長期的な健康まで、続ける一歩には意味があります。

ここで紹介するのは、歩行・有酸素運動・身体活動そのものの研究です。トラウマ転換ウォーキングという方法や、本アプリ全体の効果を直接検証した結果ではありません。

睡眠

睡眠の質を整える

歩行を続けることで、睡眠の質の改善が期待できます。

歩行の介入研究

研究の内容・出典

成人1,707人・21件の無作為化比較試験をまとめた2026年の解析では、主観的な睡眠の質の改善が示されました。ただし、研究の確実性は「非常に低い」と評価されており、効果の大きさには不確かさがあります。

Walking and subjective sleep quality in adults(2026)(新しいタブで開きます)

気分

不安・落ち込みを和らげる

歩行は、抑うつ・不安症状の軽減に役立つことが示されています。

歩行の介入研究

研究の内容・出典

75件の無作為化比較試験・8,636人を扱った2024年のレビューでは、成人の解析で、活動を行わない対照群より症状の改善が示されました。研究間のばらつきは大きく、他の活動を行う対照群との差は明確ではありません。治療の代わりを示す結果ではありません。

Xu et al. — Walking, depression and anxiety(2024)(新しいタブで開きます)

心血管

心臓・血管の健康を支える

定期的な身体活動は、心臓病・脳卒中のリスク低下に役立ちます。

身体活動全般の知見

研究の内容・出典

米国CDCは、定期的な身体活動の長期的な利益として、心臓病と脳卒中のリスク低下を紹介しています。速歩なども身体活動に含まれますが、全ての速度・時間の歩行で同じ効果が得られるという意味ではありません。

CDC — Health Benefits of Physical Activity for Adults(2026)(新しいタブで開きます)

代謝

血糖・代謝の健康を支える

定期的な身体活動は、2型糖尿病のリスク低下に役立ちます。

身体活動全般の知見

研究の内容・出典

米国CDCは、身体活動による長期的な健康の利益として、2型糖尿病のリスク低下を挙げています。これはウォーキングを含む身体活動全般の知見で、本アプリだけの作用や、薬・治療の代替を意味しません。

CDC — Health Benefits of Physical Activity for Adults(2026)(新しいタブで開きます)

一部のがん

一部のがんのリスク低下と関連

活動量の高い人は、結腸がんなどのリスクが低いという研究があります。

身体活動の観察研究

研究の内容・出典

米国国立がん研究所が紹介する126研究のメタ分析では、身体活動量が最も高い群は最も低い群より、結腸がんの相対的なリスクが19%低い結果でした。結腸がんは大腸がんの一部です。主に観察研究の集団間の比較であり、このアプリで歩けば個人のリスクが19%下がる、または確実に予防できるという意味ではありません。

米国国立がん研究所 — Physical Activity and Cancer(新しいタブで開きます)

海馬・記憶

海馬と記憶の健康を支える

有酸素の歩行運動が、記憶に関わる海馬を支える可能性が示されています。

高齢者の有酸素運動研究

研究の内容・出典

高齢者120人を対象とした1年間の無作為化比較試験では、有酸素の歩行運動群で海馬の体積が約2%増えました。これは特定の年齢・運動条件での結果です。誰にでも記憶力向上が起こる、つらい記憶が消える、という意味ではありません。

Erickson et al. — Exercise training and hippocampus(2011)(新しいタブで開きます)

発想・気づき

発想と気づきが生まれやすくなる

歩いている間とその直後には、多様なアイデアが浮かびやすくなる実験結果があります。

歩行と創造的思考の実験

研究の内容・出典

4つの実験で、歩くことが発散的な思考、つまり多様な案を生み出す働きを高めました。正解が一つの課題など、全ての思考能力が同じように高まったわけではありません。実践中の個人的な気づきを保証するものでもありません。

Oppezzo & Schwartz — Give your ideas some legs(2014)(新しいタブで開きます)

長期的な健康

長期的な健康を支える

日々の歩数が多いことは、全死亡・心血管死亡リスクの低さと関連します。

歩数を追った観察研究

研究の内容・出典

17件のコホート研究・約22万7千人をまとめた解析で、歩数の多さと全死亡・心血管死亡リスクの低さの関連が示されました。観察研究のため、歩数だけによる因果関係や、個人の寿命延長を証明するものではありません。

Banach et al. — Daily step count and mortality(2023)(新しいタブで開きます)

一度で全ての変化が起こるという意味ではありません。活動量・継続期間・年齢・体調で結果は異なります。無理なく歩ける量から始め、体調と周囲の安全を優先してください。

研究内容の確認:2026-09-05

2

4つのステージで、心の旅をサポート

無理をせず、合わないと感じたときはいつでも中止できます。

  1. 1

    前半|感情を感じる

    今ある気持ちに気づき、無理に変えようとせず、そのまま感じます。

  2. 2

    切替|今へ戻る

    空・地面・風・音へ注意を戻し、安全と安定を取り戻します。

  3. 3

    後半|希望へ向ける

    価値や目的、小さな希望へ視点を広げ、未来を照らします。

  4. 4

    終了|落ち着く

    心を静め、今日の自分を受けとめて、穏やかな余韻へ。

トラウマ転換ウォーキング 電子書籍版の表紙 トラウマ転換ウォーキング ペーパーバック版の表紙

書籍で、もっと深く。

歩くことの意味と、心の流れを、著者の言葉で。

著者自身の経験から生まれた、歩行を通して自分と向き合うセルフヘルプ。考え方と実践の方法を、電子書籍・ペーパーバックでじっくり読めます。

この本は、読んで終わりにしてほしくないので、すぐに実践出来るように、無駄な情報を省き、文字数を減らして製作した実践的な本となっております。

著者の書籍紹介より
書籍版について詳しく読む

教材を実践した方の声

歩いて感じたこと、続ける中で気づいたこと。
旧サイトに寄せられた体験談を、原文から一部ご紹介します。

教材モニターの体験談です。アプリの使用レビューではありません。

教材を無償提供し、謝礼をお渡ししたモニターの感想です。感じ方・変化には個人差があり、効果や治療成果を保証するものではありません。年齢・職業などは感想を寄せた当時の情報です。

ほかのモニターの方々からも

lさま

女性・30代

気持ちだけでなく、表情もすっきりと

また、メソッドをやり終えた後は気持ちだけではなく
体(特に表情)もすっきりとしているように感じ
これはずっと続けていきたいなと感じました。

体験談を全文読む

Kさま

女性・30代

自分にできる範囲で、ゆっくりと

しかし、この資料の流れに沿って実践してみると、記憶と向き合って前に進むことが大事で、それをするための工夫というか選択肢を示してもらうことができるので、より多くの方にこの資料を見てもらえると嬉しいなと思いました。

(中略)

ただ、私はとても不器用な人間で、〇〇を引き出しながら○○○○の数を数えながら、自然に気を向けるという複合の動作が難しく感じて完全には出来なかったので、自分で出来る範囲で取り組みました。

体験談を全文読む

RTさま

女性・40代

仕事の休憩時間に、まず10分から

テキストを読んだ後、さっそく、仕事の休憩時間に10分ほど時間を取って試してみました。景色を見ながら左右に目を動かすのが難しかったのですが、終わったあと心と体が軽くなってリフレッシュ出来ました。

体験談を全文読む

Uさま

男性・30代

続けるうちに、感情の変化に気づく

初回のウォーキングを終えた感想としては、やはり教材を読んだ時と同じようなものでした。大したことをやっていない。これで本当に大丈夫なのだろうか。

(中略)

すると段々ポジティブな感情が芽生えてくるような感覚を自覚するようになりました。この体験談を書いている段階でそのような状態ですが、今後も続けていくことでより良い状態になるのではないかと思えます。

体験談を全文読む

Nさま

女性・20代

いつもの帰り道や、休日の散歩に

私は仕事が早番ならお昼に帰ることができ、尚且つ通勤が徒歩なので、帰り道を遠回りしながら歩くことで気軽に実践できました。また、休日は天気が良ければ、家の近所を散歩する感覚で実践しました。

体験談を全文読む

KSさま

女性・40代

自分に合う音楽と、自然の中で

ウォーキング中の〇〇を左右に動かすこと事が、慣れるまで難しく感じましたが、そう時間がかからず慣れました。曲はいろんなジャンルの曲を聴いてみましたが、私にとってはヒーリングミュージックや邦楽や洋楽よりも気分をあげる少しアップテンポのBGMが一番ポジティブな感情にシフトしやすかったです。天候による気分のムラはありませんが、やはり晴天だと気分よく歩けました。また私は木漏れ日よりも川面に反射する陽光のキラキラの方が気分を穏やかにするようでした。

体験談を全文読む

最新・おすすめ記事

記事一覧を見る

3

設定はiPhoneで。歩くときは、Watchだけでも。

一度整えた時間と音楽を同期し、外では少ない操作で開始できます。

  1. iPhoneで設定時間・音楽・流れを整える
  2. Watchへ同期選んだ設定と音源を送る
  3. ワンタップ開始Watchだけでも歩き出せる
  4. 自動で切り替え前半から後半まで一つの流れ
  5. 記録を振り返る気づきは心の財産に

Watchだけで音楽を自動切替する場合は、アプリで選んだ音声ファイルを事前に同期します。iPhoneではApple Musicとの連携も利用できます。

穏やかな実践に、確かな根拠を。

歩行・注意・音楽・セルフスージング(自己鎮静)など、関連する要素には研究があります。一方で、方法全体は研究途上であり、感じ方や変化には個人差があります。

科学身体注意安全意味希望

よくあるご質問

どのようなアプリですか?

感情・身体・注意・安全・意味・希望を、歩行と音楽の流れの中で段階的に整えるセルフヘルプアプリです。

どのくらいの時間、歩けばよいですか?

時間は自由に設定できます。短時間から始めることも、時間を決めずに歩くこともできます。

屋外でなくても使えますか?

安全に歩ける場所であれば利用できます。周囲の安全を最優先にしてください。

Apple Watchがなくても使えますか?

iPhoneだけでも利用できます。Apple Watch版はiPhone版に含まれます。

医療的なサポートは受けられますか?

医療・診断・治療・心理療法・緊急支援は提供していません。

問い合わせはどこからできますか?

サポートページからご連絡いただけます。