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役立つ研究情報

過去の意味づけを変えるとは?トラウマ転換ウォーキングで出来事と解釈を分ける考え方

過去の意味づけを変えるとは、過去に起きた出来事をなかったことにする、という意味ではありません。つらかった事実を軽く扱うことでもありません。

トラウマ転換ウォーキングで大切にしたいのは、「出来事」と「その出来事についた解釈」を少しずつ分けて見られるようになることです。出来事そのものは変えられなくても、その出来事を今の自分がどう受け止め、どんな意味として抱え続けているかは、見直せる場合があります。

注意:本記事は医療上の助言ではありません。トラウマ転換ウォーキングは医療行為・心理療法・診断・治療の代替ではありません。強いフラッシュバック、解離、自傷念慮、希死念慮がある方、通院中・服薬中の方は、購入前・実践前に必ず医師や専門家へ相談してください。

出来事と解釈は、同じものではない

たとえば、過去に傷つく出来事があったとします。その出来事のあとに、「自分には価値がない」「人は信用できない」「また同じことが起きる」といった解釈が結びつくことがあります。

この解釈は、その時の自分を守るために生まれたものかもしれません。しかし、時間が経ってもその解釈が強く残ると、今の人間関係や選択にまで影響することがあります。過去の出来事が終わっていても、解釈だけが現在の心を縛り続けることがあるのです。

意味づけを変える第一歩は、「あの出来事が苦しかった」ことと、「だから自分はダメだ」と考えることを分けて見ることです。

なぜ歩きながら見直すのか

座ったまま考え続けると、同じ考えの輪の中に入りやすい人もいます。歩くと、足のリズム、呼吸、視線、景色の変化が生まれます。体が前へ進むことで、思考も少し動きやすくなることがあります。

歩行と創造的思考に関する研究では、歩いている時は座っている時よりも新しい発想が出やすいことが報告されています。これは「歩けばすべて解決する」という意味ではありませんが、過去の意味づけを別の角度から見直す時の助けになる可能性があります。

意味づけを変えるとは、無理にポジティブにすることではない

「あれは良い経験だった」と無理に言い聞かせる必要はありません。つらいものはつらいままでかまいません。大切なのは、過去の出来事から生まれた解釈を、今の自分にとって健康的な形へ少しずつ更新することです。

たとえば、「自分には価値がない」という解釈があるなら、「あの時の扱われ方はつらかった。でも、それは自分の価値そのものを決めるものではない」と見直せるかもしれません。「誰も信じられない」という解釈があるなら、「信じる相手を慎重に選ぶ必要がある」と変わるかもしれません。

このような見直しは、認知的再評価と呼ばれる感情調整の考え方とも関係します。出来事の意味を捉え直すことで、感情の受け止め方が変わる場合があるのです。

トラウマ転換ウォーキングでの実践イメージ

実践では、まず安全な場所で歩きながら、今の自分に扱える範囲で過去の感情に気づきます。無理に深く思い出す必要はありません。苦しくなったら中止してください。

次に、「何が起きたのか」と「自分はそれをどう解釈してきたのか」を分けてみます。ここで大切なのは、正しい答えを探すことではなく、自分の心の中で何が結びついているのかに気づくことです。

後半では、今の自分を少し守る解釈、前に進むための解釈を探します。過去を否定するのではなく、過去に支配される意味づけから、自分を回復させる意味づけへ切り替えていくのです。

意味づけが変わると、反応も変わりやすくなる

過去の意味づけが変わると、今の出来事への反応も少し変わることがあります。以前ならすぐに「また傷つけられる」と感じていた場面で、「今は確認してから判断しよう」と思えるかもしれません。

これは劇的な変化である必要はありません。ほんの少し反応がゆるむ、別の選択肢が見える、自分を責める前に立ち止まれる。それだけでも、心の自由度は変わっていきます。

自分のペースで、意味をほどいていく

トラウマ転換ウォーキングは、過去を消す方法ではありません。過去の出来事に結びついた解釈を少しずつ見つけ、今の自分にとってより健康的な意味づけへ転換していくためのセルフヘルプです。

出来事と解釈を分けられるようになると、「過去に何があったか」だけでなく、「今の自分はそれをどう抱えているか」が見えやすくなります。その気づきが、心の成長や過去受容への入口になることがあります。

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参考情報

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この記事の著者

菅原隆志

1980年、北海道に産まれる。保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト・うつ病アドバイザー)中卒(だけどIQ127《日本人の平均は100》)。物心ついた頃から熱心な宗教の信者たちに囲まれて育ち、洗脳的な教育を受ける(宗教2世:脱会済)。5歳まで殆ど喋らない子供だったそうで周囲からは「自閉症(生まれ持った特有の性質)じゃないか」と言われて育ち、数々の心の問題を抱え、生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走し、以後、更生を誓うも、再び薬物中毒となり現実逃避。その後も凡ゆる心の問題(恐怖症、トラウマ、自閉的、強い拘り、パニック発作、強迫観念、強迫行為など)を抱えることになる。親や自分の境遇を恨み、そして、独学と自力で1つ1つ自身の心の問題を解決出来る部分から解決して(書くことによる癒し効果で)心に大きな変化を起こす。それにより幼少期からの潜在意識(無意識)に根を張る宗教の洗脳を自力で解き、恨みさえも克服し感謝の心が芽生える。そして自分の心の良い変化に繋がった情報を発信し続けるようになる。心の問題を抱えた当事者(心の問題、苦しみを直に体験し、影響を受けている個人)だからこそわかることがあり、発信する情報の多くが好評で、お礼の言葉をいただく機会も増える。心の根深い問題の解決、解消に役立つことを伝え続けることで、更に多くの人たちから「心の良い変化に繋がった」「カウンセリングを受けても良い変化がなかったのに、菅原さんの情報(方法)の実践で良い変化が起こりました!」という声を多数いただくことが増えたことを機に、電子書籍出版を開始。こういった表現活動が他者だけでなく自身の心の傷も癒していくこと(成長に繋がること)を体感し、その素晴らしさも含めて情報発信している。 ・メンタルケア心理士 (メンタルケア学術学会認定) ・アンガーコントロールスペシャリスト資格 (一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定) ・うつ病アドバイザー (一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定) 【メンタルケア心理士とは?】「メンタルケア心理士」は、「日本学術会議協力学術団体」に指定されている、「メンタルケア学術学会」が認定する資格(公的学会認定資格としての位置づけ)です。他にも、第三者評価機関(生涯学習開発財団・一般財団法人ヘルスケア産業推進財団)からも認定されています。

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