イングランドのケント大学、ダレル自然保護生態学研究所 (DICE)の最新の研究で、自然の中で嗅ぐ香りは、リラックス生み出し、ポジティブな気持ちになるということが判明しています。更に、自然の中で嗅ぐ香りが、健康的だった子供時代に関連する記憶を呼び起こすこともわかったという1引用文献:Smells experienced in nature evoke positive wellbeing – News Centre – University of Kent(https://www.kent.ac.uk/news/environment/32135/smells-experienced-in-nature-evoke-positive-wellbeing) 。下記の引用文をお読み下さい。ケント大学の記事からです。
四季を通じて森の中で行われたこの調査では、香りが子供時代の活動に関連する記憶を呼び起こすこともわかりました。多くの参加者は、森そのものではなく、特定の匂いに意味を見出し、それを思い出深い出来事と関連付けていました。このことは、記憶に対する感情的な反応を引き起こすことによって、ウェルビーイングに影響を与えるようです(DeepL翻訳)。
引用文の中に、「”記憶に対する感情的な反応を引き起こすことによって、ウェルビーイングに影響を与えるようです(DeepL翻訳)。”」と書かれています。ウェルビーイングは、幸福や健康という意味です。つまり、特定の匂いによって、過去の記憶を呼び起こして、その記憶に対しての感情的な反応が幸福感や心身の健康に繋がっているというわけです。自然の中で嗅ぐ香りが、あなたの子供時代の良い記憶を呼び起こして、子供の頃の純粋で元気だった感情を呼び起こすことで、それがあなたの思考や言動に影響する可能性があるのです。簡単に言えば健康だった子供の頃の感情を取り戻すことで、今の自分も健康的なれることが期待出来るというわけです。これは、トラウマ転換ウォーキーング、サヨナラ・モンスター、エモーションプラスの基本部分なのです。
どういうことかというと、前記した研究では「匂い・香り」で子供時代の良い記憶を呼び起こして良い感情を呼び起こしています。これは匂い(嗅覚)だけではなく、五感全てにおいて役立つことなのです。嗅覚(鼻)、視覚(目)、聴覚(耳)、味覚(口)、触覚(皮膚)からの情報は、過去の記憶、感情を呼び起こすことが出来ますので、トラウマ転換ウォーキーング、サヨナラ・モンスター、エモーションプラスは3つとも「音楽を聴く(聴覚)」を通して、感情を呼び起こすようにしています。そうすることで、体が軽くなったと感じることもあるのです。感情的な反応がポジティブなものになると、心身の健康に繋がることが期待出来るのです。
こういった理由から、トラウマ転換ウォーキーングでは後半をポジティブなものへ転換するような流れになっています。そこに自然の香りや自然の景色も併さり、心地よい風も併さり、嗅覚(鼻)、視覚(目)、聴覚(耳)、触覚(皮膚)を刺激して、これら4つを通して、ポジティブな感情を呼び起こす、それがトラウマ転換ウォーキングです。
このように感情経由での心身の健康においてもこれほどの効果が期待出来るのです。
それだけではなく、以前もお伝えしたように記憶力や注意力が20%も向上するという研究結果もあります。それ以外にも沢山プラス効果が期待出来ることをお伝えしてきました。
トラウマ転換ウォーキングは、心身の健康において非常に優れた効果が期待出来るのです。
脚注リスト(引用文献・参考文献)
- 1引用文献:Smells experienced in nature evoke positive wellbeing – News Centre – University of Kent(https://www.kent.ac.uk/news/environment/32135/smells-experienced-in-nature-evoke-positive-wellbeing)
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